家庭で英語を身に付ける方法を探りながら、二人の娘たちと共に「おうち英語」に励んでいます。
今では親戚や友人知人の子どもたちも仲間に加わり、お互いに刺激し合いながら英語学習を進める毎日です。
このブログでは、そんな私たちの取り組みや成長記録・使って良かったおすすめの絵本や教材などについてまとめています。
我が家の英語育児:
- 母語=日本語を最優先
- 家庭で実践・継続できる方法を追求
- 子どもに合わせて市販の教材を厳選
親は無理なく、子供は楽しく
日本にいながらも、子どもたちが英語に親しみ、英語を好きになってくれるような環境作りを心がけてきました。
使用する英語教材に関しては、子どもの好みや反応を見ながらその都度適切なものを選んであげたいと思い、市販のアイテムをコツコツ集めながら家庭で実践できる方法を探っています。
世界で活躍する子の英語力の育て方
娘たちとの英語学習に励む中、とても心に響き、「これだ!!」と思える本に出会うことができました。
とてもインパクトのあるタイトルですが、子どもたちに良い成績を求めたり、エリートを育てたりすることを主目的とした内容ではありません。
家庭学習をメインに、「将来的に役立つ本物の英語力」を身につけるための方法を丁寧に解説してくれる素晴らしい良書です。
この本のおかげで、英語育児(=おうち英語)の全体像を掴むことができました。
それだけでなく、英語学習を開始する年齢別に、段階的かつ具体的な学習の進め方やおすすめの教材までたっぷりと紹介してくれるので、今でもマニュアルとして欠かせない存在となっています。
もちろん、英語育児を実践する中で直面した問題や疑問を解決するためには、他にも沢山の本が参考になりました。
それぞれの詳細については、別記事にまとめていますので、そちらをご覧下さい。
我が家の英語育児とブログコンセプト
書籍や論文・SNSやネット等から学んだ内容と私自身の経験から、我が家の英語育児は大まかに以下のような流れで進めています。
(+進めていく予定です。)
インターナショナルスクール等へは通わず、家庭でも学校でも母語(第一言語)は日本語として大切に育てたいと考えています。
多視聴×フォニックス×多読
STEP1 | 英語特有の音感・リズム感に慣れる フォネミック・アウェアネス |
英語が自然にある環境を作る かけ流しで英語の音に慣れる 英語に親しみ、英語への抵抗感をなくす |
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STEP2 | 文字と音の関係性について学ぶ フォニックス+サイトワーズ |
音声付きの英語の絵本をたくさん読む 英単語を正しく読む技術を身に付ける =「フォニックス」と「サイトワーズ」を学ぶ |
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STEP3 | 英文を読む力を育む リーディングフルエンシー |
英文を流暢に音読できるようにする 簡単な文から段階的に音読を始める アウトプットはオンライン英会話を活用する |
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STEP4 | 多読を継続+総合的に鍛える リーディング+α |
多聴多読を重ねて難易度を上げていく 目標は「ハリーポッター」を読むこと! 課題を確認、英語の総合力に磨きをかける |
長女のケースを例に、
より具体的に内容を紹介すると…
↓生活英語を身につける↓ | |
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0歳〜 | 英語のかけ流しメイン (マザーグース・ライムなど) 音声付き絵本で読み聞かせ 英語の知育玩具などを購入 |
1歳〜 | かけ流しメインで継続 (歌以外の音源も活用) 英語の動画・DVD教材も活用 絵じてんで英単語に触れる |
↓学習英語を取り入れる↓ | |
2歳〜 | 歌付き絵本と読み聞かせ (絵本付属のCDでかけ流し) フォニックス導入の準備 カード教材や学習アプリも活用 |
3歳〜 | フォニックス学習開始 (テキスト・アプリ・動画等) サイトワーズの暗記 リーディング※音読開始 オンライン英会話をお試し |
4・5歳〜 | 多読を本格的に開始 リーディング教材:ORT他 英語「で」遊ぶ 英語「で」学ぶ オンライン英会話を習慣化 |
※詳細はこの記事の下部にあります。
我が家は長女を出産した直後から英語育児を開始しました。そのためこのような流れになりましたが、何歳から始めても「遅すぎる」ということはないかと思います。
英語学習に関しては、なるべく日本語を介さずに、英語を英語のまま理解させることを意識して取り組んできました。
オールイングリッシュ
(直接法/母語方式)
そして、とにかく重視しているのは質の高いインプットの積み重ね!
インプット > アウトプット
注)ただし、日本語を用いた方が細部の理解に効率が良いこともあるため、娘が4歳になってからは状況に応じて日本語での説明を加えることもあります。
オンライン英会話を利用するなど、3~4歳以降は少しずつアウトプットの場も用意してきましたが、一番大切にしているのは毎日欠かさず「インプット」を継続することです。
中でも、音のインプット(音源かけ流し+動画視聴)と多読(音読)こそが英語習得の鍵であり、結局は近道でもあると考えています。
私自身の経験からも、「高度なリーディング力をなくして社会で英語を活用するのは難しい」と感じています。身につけた英語力を維持・あるいは向上させるためにも、決して欠かすことのできないスキルだと言えるでしょう。
ですから、英語育児にも絵本や児童書を沢山取り入れてきました。
長女はまだ5歳なので今後のことは分かりませんが、英語の本を好んで読み、新しい表現を覚えては積極的に使おうとしています。
状況に応じて、日本語と英語を上手に切り替えています。
もちろん、参考書籍の内容通りには進まないこともあります。SNSで見かける優秀なお子様たちを見て、「我が家の取り組みは大丈夫だろうか」と、考えた時期もありました。
しかし、英語育児の目標達成に向けて大切なのは、子どもの性格や興味関心・日頃の様子や変化などを気にかけながら、その子のペースに合った環境を整え、おうち英語の内容をカスタマイズすることだと思います。
それに気づいてからは、「英語を学ぶ時間=親子のスキンシップを高める時間」として、限られた時間を楽しみながら伴走しようという余裕を持つことができました。
英語育児に活躍する教材は?
以下、我が家のお気に入り教材をそれぞれ重点的に取り組んだ時期と合わせて紹介します。
英語の発音やリズムに慣れることを重視します。英語の童謡(マザーグース)や絵本音声のかけ流し・絵本の読み聞かせなどを活用し、英語音を積極的にインプットします。また、英語で遊べるおもちゃやポスターも用意し、英語が自然にあるような環境を作ります。
子ども(赤ちゃん)が映像にも興味を持つようになったら、YouTube・VODサブスク・DVDなどを活用し、英語のアニメや映画・教材動画などを活用します。おうち英語を生活の一部として浸透させていきます。
8~10ページ程度の音声付き絵本を活用し、その音源をかけ流しに活用しながら毎日絵本をめくることを習慣化します。絵本の暗唱とフォニックス学習を取り入れることで、英文を読むための基礎的な力を養います。
フォニックスの練習を兼ねて、やさしい英文(アーリーリーダーズ)の音読に挑戦します。はじめは朗読音声を真似ながら復唱という形でもOK。流暢に声に出して読みながら、自信を付けていきます。
英語で独り言を口にするようになったり、家族に対して英語で話しかけてくるようになったら、オンライン英会話を利用するのもいいでしょう。絵本では身につけにくい会話表現を学ぶことができ、自宅にいながら英語を「使う」体験を得ることができます。フォニックスに特化したレッスンを受けることも可能です。
子どもの好きなジャンルや興味関心を考慮しながら、リーダー教材をどんどん読んでいきます。少しずつ難易度を上げていきながら、最終的には厚みのあるチャプターブックに移行し、ハリーポッターの原書が読めるようになることを目指します。
まずは「学習英語」に移行する前に、英語に親しみ、英語を好きになってもらうことを重視して取り組んできました。
子どもにとって英語が負担になるのではなく、親子で楽しめる時間・親子のスキンシップを高める時間になることを常に意識しながら、毎日こつこつと継続するのみ!
このブログでは、家庭で実践できる英語育児(おうち英語)について、教材レビューや体験談などをまとめながら発信しています。
私自身が多くの先輩ママに助けられたように、これらの記録がどなたかのお役に立てることがあればとても嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
当ブログで公開している英語育児情報は、あくまで私たち親子(+周囲のご家庭)の数少ない例に過ぎず、確立されたノウハウやマニュアルとは程遠いものです。
英語育児に限った話ではありませんが、お子様の成長をしっかりと観察しながら、それぞれのご家庭に合った方法を模索していただければ幸いです。