Sounds Greatは、フォニックスを学ぶための理想的な英語教材の一つだと思います。
フォニックスの重要性は理解しつつも、「家庭で学ぶには難しそう」と思われる方も多いのではないでしょうか。
私自身もこれまでの英語学習において全く縁のなかった方法なので、子どもたちとの取り組み方が分からず、相当悩みましたね。
しかし、Sounds Great(サウンズ・グレイト)に出会えたことで、問題が一気に解決!
Sounds Greatとは:
- フォニックスを基礎から学べる
- 家庭でも取り組みやすい全5冊
- 分かりやすいテキスト・動画
- 理解を深める絵本・チャンツ
- 復習に役立つ専用アプリ
このブログでは、Sounds Greatの特徴や魅力・効果的な使い方などについて、詳しく紹介したいと思います。



Sounds Greatとは?
Sounds Greatとは、フォニックスをはじめて学ぶ子どもたちを対象としたテキスト教材です。
左:旧版 右:改訂版(2nd edition)
- Single – Letter Sounds
- Short Vowel Sounds
- Long Vowel Sounds
- Double – Letter Consonant Sounds
- Double – Letter Vowel Sounds
テキストの各ユニットは、「音」について学ぶことから始まります。そして実際の単語にどう反映されているかを確認し、絵本やチャンツで定着させるという構成になっています。
NEW SOUNDS | 音について学ぶ(例:a+d=ad) |
---|---|
NEW WORDS | 単語で確認する(例:s+ad=sad) |
WRAP UP | クイズ・ワークで確認する |
STORY | ミニ絵本で確認する |
CHANT | チャンツで確認する |
また、テキストには動画を視聴できるQRコードが掲載されているので、レッスン動画を見ながら取り組むことで、フォニックス初心者でも難なく理解できるようになっています。

専用アプリをダウンロードすれば、フラッシュカードやクイズで繰り返し復習することもできます。
旧版にはハイブリッドCDがセットになっていましたが、最新版である2nd editionにはCDがなく、代わりにQRコードで読み込む形になっています。
Sounds Greatの購入方法
Sounds Greatは、Amazonをはじめとした大手通販サイトや、英語教材を専門に扱うオンラインストアなどで購入可能です。
2022年現在、2nd Editionが販売されています。
また、メインテキスト(Student Book)以外にも、ワークブックや指導者向けガイド、リーダーなども販売されています。
Sounds Greatでフォニックスを学ぶメリット
Sounds Greatはテキストに沿って淡々と進めるだけで、フォニックスを体系的に学ぶことができる優れたシリーズ教材です。
復習に役立つ専用アプリも活用すれば、クイズやゲーム・歌やチャンツを通して、初心者でもコツコツと進められると思います。

私が家庭でのフォニックス学習について迷っていた時、『楽しい「子ども英語」はなぜ身に付かないの?』という本に出会いました。
その中でSounds Greatの存在を知り、「これなら知識のない私でも娘と一緒に取り組めそう!」と思ったことがきっかけになり、Sounds Greatをベースに進めることにしました。

初心者でも取り組みやすい

フォニックスを習得すれば、初見でも英文を読めるようになり、その後の英語学習も非常にスムーズになると言われています。
しかし、日本の一般的な教育課程で採用されていない方法を家庭で実践するのは、なかなか難しいですよね。
テキストで読み書きしながら学ぶだけでなく、単語学習・絵本・チャンツ・クイズ・ゲーム・フラッシュカード・動画など沢山のアクティビティを通して定着させることができるという、テキスト教材の域を超えた素晴らしい一冊です。
参考までに、Short Vowel Sounds(短母音)について学ぶ動画を一部、紹介しましょう。
我が家では、この動画音源をかけ流しに使ったりもしています。
非常にシンプルで分かりやすく、しかしながらリズミカルで印象に残りやすい映像だと思いませんか?
娘も一緒に口ずさむうちに、自然と「ルール」を理解できたようです。
関連アプリで復習できる

テキストには『BIG BOX』というアプリを使用するための専用コードが記載されています。
アプリ内では、ユニットごとに4つのアクティビティを楽しむことができます。
- WORD FLASH(フラッシュカード)
- WORD MATCH(ゲーム)
- QUIZ(クイズ)
- VIDEO(動画)※テキスト対応
ここではテキストに連動した動画をまとめて視聴することもできるので、毎回QRコードを読み込む手間も省けると思います。
Sounds Greatの気になる点
旧版のハイブリッドCD
改訂版である2nd editionは、イラストも刷新されQRコードやアプリ対応となったため、使用する上でとても便利になりました。
しかし、評判の良かったハイブリッドCDが付いてきません。
ハイブリッドCDでは、音声を聞くだけでなく、PC上で様々なアクティビティを楽しむことができました。
Sounds GreatのためにPCを起動させるのは、確かに面倒と思うことはあったものの、親子でレッスンを受けているような感覚でとても楽しかったのです。

もう一点。
Sounds Greatは、韓国発の教材です。
そのためか、アメリカやイギリスの教材で頻繁に目にするものとは、取り扱う英単語が少し違うかな?という印象を受けます。
もし、似たような教材で英語圏のものを使用したい(あるいはイギリス英語で学びたい)ということであれば、Oxford Phonics Worldも他の選択肢としておすすめです。

Sounds Greatの使い方と実感した効果
Sounds Great2(=2冊目)で短母音の読み方を学んだ頃から、長女は少しずつ英文を読めるようになっていきました。
早ければ良いというわけではありませんが、3歳で初見の英文を読めるようになった時は驚きを隠せませんでしたし、言葉には表し難い感動を覚えたものです。
フォニックスを知らずに育ち、英単語をひたすら丸暗記してきた世代の人間としては、少し悔しい思いもありましたね。

Sounds Greatの使い方

我が家では長女が3歳の頃からSounds Greatに取り組んでいるので、まだ単語を「書く」ことができないところから始まりました。
そのため、関連動画を繰り返し視聴することで、フォニックスのルールをインプットさせることにしました。
- テキストのQRコードを読み込む
- 動画をYouTubeの再生リストに登録
- ユニットごとの再生リストを作成
- 定期的に動画を見る or かけ流す
すべての動画をYouTubeの再生リストに編集しておくことで、その後の手間を大幅に省くことができます。
そしてテキストと照らし合わせながら動画を見るだけでも、順調にインプットすることができました。
もちろん、専用アプリも役に立ちました。
- BIG BOXをダウンロード
- ログイン/ゲストモードを選択
- CLASS BOOSTRを選択
- Sounds Greatを検索・読み込み
- テキスト表紙裏のコードを入力
そしてフォニックスが身に付いているか確認するために、ピクチャーディクショナリーを活用するのもおすすめです。
- まだ覚えていない単語を指差す
- フォニックスを活用し「音声化」させる
フォニックスのルールを理解し、覚えていれば、知らない単語でも「読み上げる=音声化」することが可能になります。
はじめて出会った単語を「読めた」という体験の積み重ねは、子どもの自信や学習へのモチベーションにもつながると思います。


Sounds Greatの効果は?

フォニックスは複雑なルールもあり、どうしても学習要素が強くなってしまうので、低年齢の間は焦らずじっくり取り組むことを意識しました。
Sounds Great1のレターサウンド(アルファベットのフォニックス読み)に関しては一年ほど時間をかけて体に染み込ませ、反射的に声に出せるレベルまで繰り返しました。

そして長女が3歳になると、サイトワーズを少しずつ覚え始めたので、「そろそろ良いかもしれない」と判断し、Sounds Great2の短母音学習に移行しました。
動画を見るだけでルールを理解したようで、それから数ヶ月で三文字単語を音声化することができるようになりました。

我が家ではSounds Great以外にも、YouTubeで関連動画を見たり、英語学習アプリで遊ばせたりと、良かれと思ったものは積極的に取り組んでいます。
- Teach Your Monster To Read
- Kahn Academy Kids
- Bob Books Reading Magic
- トド英語
- Pinkfong スーパーフォニックス
しかし、フォニックス学習のベースとなっているのは間違いなくSounds Greatです。このおかげで、頭の中が混乱することなく、丁寧に学ぶことができたと思っています。
気になる方は是非、チェックしてみて下さい!


