英語の絵本で読み聞かせを始めてみませんか?
CDや音声ペン付きの絵本なら、英語が苦手な保護者の方でも安心です。ネイティブの音声を聞きながら、親子で楽しくページをめくるだけ!
音声付き英語絵本の種類:
- CD付きの絵本
- 音声ペン対応の絵本
- YouTubeで音声を拾える絵本
- オンラインで読めるデジタル絵本
英語の絵本を通して、言葉だけでなく海外の文化に触れることもできますし、かけ流しと同様に「英語耳を育てる効果」も期待できます。
親子間のコミュニケーションのためにも、是非活用したいですね。
というわけで、我が家のおすすめアイテムを以下に紹介したいと思います。
英語絵本(CD・音声付き)のおすすめは?
ネイティブ音声を聞くことができる英語の絵本はたくさんありますが、我が家では国産の英語絵本ではなく、あえて海外(英語圏)の絵本を選びました。
というのも、日本語表記のある絵本や教材はなるべく避けたいと思っていたからです。
また、海外の作品には現地ならではの生き生きとした素敵な表現が散りばめられていますし、日本とは違った雰囲気や文化に触れることができます。
絵本選びの際に重視したこと:
- 海外製(英語圏のもの)であること
- ネイティブの音声付きであること
- ページ数が少ないこと
- 文章が短いこと
- 繰り返しの表現があること
娘たちは英語に関して「非ネイティブ」ですから、効率的な英語習得に向けて上記のような点も意識しました。
また、子ども(特に幼児)の場合は朗読音声だけでなく、歌やチャンツも収録されているCD付き絵本の方が取り組みやすいと思います。
我が家の英語育児が軌道に乗ったのも、【歌】の存在があったから…
何度も繰り返し聴いているうちに歌を歌えるようになり、そのまま英文を暗唱したことで、「絵本を読める」という自信や喜びにつながったのでしょう。
1 | 英文を暗唱し始める(歌を歌い始める) |
2 | イラストから英文の意味を推測していく |
3 | 語彙が増え、暗唱のスピードが加速する |
4 | 絵本で学んだ表現を使い始める |
5 | 英語での発話がどんどん増えていく |
6 | 洋書を自力で読めるようになる |
歌を歌えるようになると嬉しいようで、自分一人でも絵本をめくるようになりました。
そしてイラストと英文の意味が少しずつ一致していき、自然な流れで、英語を英語で理解する回路が構築されていったように思います。
歌でおぼえる!はじめての英語レッスン
タイトルの通り、英語デビューにおすすめのCD付きセットです。アルファベットや数・色など、幼児がはじめて触れる単語を歌と一緒に覚えることができます。
0~2歳の間はスクリーンタイム(動画視聴)を制限したかったので、英語の音と意味を一致させるには絵本が最適だと思いました。
- 1冊36ページ×3冊
- CDは60分
- 絵本には日本語表記なし
- 保護者向け日本語解説あり
我が家では、こちらの商品を次女のために購入しました(長女は使用していません)。親戚の子どもたちも活用していますが、「親が英語が苦手でも使いやすいね」と評判でした。
WORLDLIBRARY ENGLISHの絵本
長女のためにはじめて購入した英語の絵本がこちらになります。
販売元のワールドライブラリーイングリッシュでは、選び抜かれた英語の絵本を、オリジナルCDとともに購入することができます。
- 通し読み(Reading)
- チャンツ(Chanting)
- 絵本の歌(Singing)
読み聞かせ用の朗読音声だけでなく、歌やチャンツも収録されているのは魅力的ですね。
リズミカルな曲ばかりなので娘たちはノリノリで聞いていましたし、導入してからはあっという間に覚えてしまいました。
写真は、我が家が一冊目に選んだ『Tomorrow’s Alphabet』という本で、アルファベットをテーマにしています。
同じタイトルの絵本は書店や大手通販サイトでも購入できますが、オリジナルCD付きはワールドライブラリーイングリッシュでしか入手できません。
引用元:WLE公式
注文から到着までがスピーディで、一連の手続きを日本語で行えたのも安心でした。
また、ネイティブ音源ありの洋書はどうしても高くなってしまう印象がありますが、こちらではCD付きでも2,000円未満で購入することができます。
CTP絵本 Learn To Readシリーズ
アメリカのCTP社による、多様なテーマを扱った人気の絵本シリーズです。
日本の正規代理店では、CD付きや音声ペン対応の絵本(G-Talkペン+音声シール)を購入することもできます。
Learn to Readシリーズは英語学習者のために開発されており、繰り返しの表現が多いので、頻出表現を自然とインプットすることができます。
レベル別・テーマ別に分かれているので選びやすく、一冊あたり8〜16ページとコンパクトなので、ビギナーには最適ですね。
CTP絵本の特徴:
- 英語レベルに合った絵本が見つかる
- 楽しいだけでなく、学びがある
- 内容を推測しやすいイラストと写真
- 文章が短く、音読や暗唱もしやすい
- 英語のリズム感が身に付きやすい
読み聞かせ用の絵本としても、自力読み(音読・多読)用の絵本としても活躍します。
子どもの年齢や学習状況に応じて使い分けられるのも便利ですね。
我が家では、長女が2歳の時に導入しました。
それからはメイン教材としてかけ流しと絵本読みを継続し、4歳半で一区切りとなりましたが、今でも音読練習や発音練習のアイテムとして時々活躍しています。
- 絵本の歌(Song)
- BGM付きの朗読(Read with Music)
- リピート(Echo Read)
- チャンツ(Chant)
CTP絵本をはじめて購入する方におすすめなのが、お得な『Variety Pack(バラエティーパック)』です。
対象年齢は0〜6歳で、絵本10〜12冊とCD1枚がセットになっています。
バラエティーパック1 | 0〜5歳 |
バラエティーパック2 | 3〜5歳 |
ファン&ファンタジー | 4〜6歳 |
お子さまが少しずつ英語に慣れてきたり、文字に興味を持ち始めたりすれば、Learn to Readシリーズの【レベル1〜3】を検討してみましょう。
言語・算数・社会・理科等の4分野を扱った、学びの多い大人気シリーズです。
レベル1〜3までで、全144冊です。
これらをすべて読み込めば、相当な英語力が身に付くでしょう。もちろん、1冊ずつ購入することも可能です。
ちなみに ctm社 では、CTP絵本対応の音声ペン(G-Talkペン)や音声シールも合わせて購入することができます。
ディズニー英語システム「シングアロング」
有名な「DWE(ディズニー英語システム)」の一部である「Sing Along!」は、頻出単語や基礎的な文法がぎゅっと詰まった素晴らしい教材セットです。
海外製ではありませんが教材に日本語表記はなく、販売元も「オールイングリッシュ」を重視しているのでこちらでも紹介することにしました。
姪が実際に使ってかけ流しと暗唱を頑張っていましたが、日常生活で使われる表現や重要な文法を自然とインプットできたので、ディズニー好きなら使いやすいかもしれません。
正規のフルセットはお値段に躊躇して購入しなかったそうですが、評判の教材を必要なアイテムだけ選んで中古活用するのも良い方法だな、と思いました。
公式サイトからは無料サンプルCD&DVDを申し込むことができるので、はじめにそちらでお試ししてみるのも悪くないかと…
サンプルではありますが、覚えやすい歌が厳選収録されているので、それらを覚えるだけでも良い学習になると思います。
Oxford Reading Tree(ORT)
子どもが文字に興味を持ち始め、アルファベットやフォニックス(発音のルール)を学び始めたら、少しずつ音読=自力読みのトレーニングも始めるといいでしょう。
オックスフォードリーディングツリー(ORT)
現地の小学校でも使用されている教材で、世界的な人気シリーズです。
ステージ1からステージ9まであり、単語数も難易度も段階的に上がっていきます。
ORTってどんなもの?…と興味をお持ちの方は、その特徴や魅力を詳しく理解できるこちらの本を読んでみるといいでしょう。
ORTの中から人気の絵本10冊とその解説、そして音声CDもセットになっており、親子で試し読みをするには最適な一冊です。
ただし、我が家で「読み聞かせ用」として使用したのは、ステージ1まで。その後はタイミングを待ち、娘が英文を読めるようになってから音読(多読)用の教材として活用しました。
YouTubeで視聴できる絵本
YouTubeで検索すれば、様々な絵本の読み聞かせ動画がヒットします。
中には非ネイティブが音読記録としてアップロードしている動画もあるので、子どもに見せる前に見極める必要がありますが、上手く使えば良質なインプットとなることは間違いありません。
おうち英語界隈で有名な読み聞かせチャンネルと言えば、やはり「Bri Reads」でしょうか。
ディズニー英語システム(DWE)でも活躍された先生が、あの手この手を使って絵本を楽しめるように工夫を凝らしています。
動画に登場する絵本を手元に置いて、先生の声に合わせてページをめくってみませんか?
コストコで購入できる英語絵本
コストコは、英語絵本の宝庫!
ディズニーやペッパピッグ・パウパトロールやはらぺこあおむしなど、英語圏の子どもたちが大好きなキャラクターが揃っています。
新しい商品の入荷頻度が高く、絵本だけでなくシールブックや知育玩具も豊富に並んでいたので、お買い物ついでに探してみてください!
デジタル絵本(オンライン)
CDではありませんが、コスパの面で最強なのがデジタル絵本です。
ラインナップが豊富で外出時や隙間時間にも活躍しますし、読書好きなお子さまにとっては便利で使い勝手が良いと思います。
Kahn Academy Kids
2~6歳までを対象とした、完全無料の英語学習アプリです。
世界的に評判の良い学習コンテンツが盛り沢山!
ログインすると、毎回自動的に英語のレッスンが始まりますが、画面左上のライブラリーアイコンから自由にコンテンツを選ぶことも可能です。
読み聞かせ機能付きのデジタル絵本も豊富に揃っているので、是非ダウンロードしてみましょう。
トド英語
SNSでも評判の英語学習アプリです。
読み上げ機能付きの絵本も収録されており、レベル別に整理されているので非常に使いやすいと思います。
こちらは有料になりますが、無料でお試しも可能ですし、定期的にお得なキャンペーンも実施しているので是非チェックしてみてください。
英語の絵本で読み聞かせをする効果
日本語でも英語でも、絵本をたくさん読み聞かせることで期待できる効果は、様々な研究で明らかになっています。
親子間のコミュニケーションが向上することはもちろん、子どもにとっても以下のようなメリットがあるそうです。
絵本の読み聞かせ効果:
- 語彙力・読解力が向上する
- リスニングが上達する
- 想像力が豊かになる
- 好奇心旺盛になる
- 感性が豊かになる
- 将来的に読書好きになる(かも)
そして絵本で育った子どもは、親による読み聞かせが不要になった段階でも、自ら好んで本を読むようになりやすい…とか…?
(個人差はあると思います…。)
我が家は長女が3歳になるまでに、日本語と英語の絵本を計2万冊以上読み聞かせました。
(特に数を意識したわけではありませんが…!)
2歳になると英語の絵本でも復唱するようになり、それから4歳までの間に、CTP絵本を130冊以上も暗唱できるようになりました。
3歳半以降は自力読みもできるようになり、4歳になると【多読】が軌道に乗り始め、今では毎日の日課として洋書の音読・黙読を続けています。
英語学習の鍵は「リーディング」
子どもの英語教育においても、「音読」・「多読」の重要性が広がってきたように思います。
将来的に役立つ高度な英語力を身につけるためには、リーディングの積み重ねによるインプットが欠かせません。
子どもが自ら英文を読めるようになるまで、その土台を築き、スムーズに導いてあげることが英語力向上のポイントになると感じました。
そのためには、絵本の読み聞かせが大いに役立つと言われていますし、私自身も経験者としてその効果を実感しています。
音声付きの絵本があれば読み聞かせのプレッシャーから解放されますし、子どもたちには出来るだけネイティブの音声をインプットさせてあげたいと思ったので、我が家では音声付きの絵本を中心に集めました。
自分で読めるようになっても、読み聞かせは続けたい
子どもが自分で文章を読めるようになっても、彼らが嫌がらない限り、読み聞かせは続けるべきだと言われています。
「もう必要がないから…」と、突然やめて一人にさせてしまうと、親子のコミュニケーションが減り、子どもが喪失感を抱くようになると指摘する専門家もいます。
また、進学後に教室で音読するような機会ができた時に、その状況を怖がってしまう可能性もあるとか!
子どもが絵本の時間を楽しみにしているなら、一人で読書をする時間も見守りつつ、「一緒に読む」意識も持ち続けたいですね。
CDでも読み聞かせの効果はあるの?
親子のスキンシップのためには、一緒に絵本を楽しんであげることが大切だと思います。
お子さまを抱っこしたり、隣に座ったりしながら、絵本の世界を共有する時間をしっかり確保できれば大丈夫ではないでしょうか。
我が家の場合も、私の声ではほとんど読み聞かせをしませんでしたが、娘は日本語・英語関係なく絵本を好むようになりました。
家庭内では英語での語りかけも行っていませんが、CDからインプットした英語表現は日常でもよく使うようになっていますし、リーディングへの移行がスムーズにできたのも、「絵本+CD」という土台があったからだと思います。
CD(音声)付き英語絵本のメリット
今や日本にいながらでも、子ども向けの英語教材や絵本はとても入手しやすくなりました。
ネイティブの英語をインプットできる
言語の習得には「(質の高い)大量インプット」が大切です。
特に6歳頃までは「耳」が育つ貴重な期間と聞きますし、日本語にはない音をしっかり聞かせてあげることを意識してきました。
かけ流しにも使える
音声付き絵本の中には、「通し読み(朗読音声)」だけでなく、歌やチャンツが収録されているものもあります。
我が家では娘が積み木やパズルで遊んでいる時に、その行動の邪魔にならない程度の音量でCDを再生したりします。
そのため0〜2歳頃までは、歌やチャンツ付きの絵本をあえて選ぶように意識していました。
大切なのは、
子どもが興味を持ってくれること!
CDなら外出の際に車の中で聞くこともできますし、聞き流し(かけ流し)学習としても活用することで、自ら音読するための良い土台作りになったと思います。
中古に出した時の人気が高い
子どもが成長し、絵本が不要になれば、中古販売店やフリマ等にも出品できます。
実際にメルカリなどを覗いてみても、人気がある定番教材は即・売り切れになっていることが多いですね。
というわけで、ネイティブの音声で読み聞かせが可能になる英語の絵本はたくさん存在します。
長く使えて便利な音声ペン(タッチペン)も人気ですね。
親の英語力に関係なく、家庭学習だけでも、<使える>英語力を目指して学ぶことができる時代になりました。
それらを上手に使って、親子で英語の土台作りを楽しみましょう!
追記:
メ○カリなどで販売されているコピー版(海賊版)と噂される商品は、ラインナップが豊富で安価で入手でき、SNSでも人気がありますが、こちらのブログでは取り上げておりません。