モコモコゼミ、そしてこぐま会の教材を愛用している我が家が、その魅力についてたっぷり紹介したいと思います。
モコモコゼミに関しては、長女が1歳の頃から地道に取り組んできましたが、親としても「継続して良かった!」と思えるほど、家庭学習が明らかに充実しました。
モコモコゼミは…
- 就学前の確かな基礎を築く
- ドリル・ワークとは違う魅力がある
- 言葉の理解が深まる
- 親子間の対話が増える
- KUNOメソッドを家庭で実践できる
モコモコゼミは、数ある通信教育の中でも異色の存在と言えるかもしれません。
他社の教材に比べて難易度が高いと言われることもありますが、「読み・書き・計算」といった先取り教育よりも「考える力」を養うことに重きを置いています。

そして教材の意図をしっかりと理解することで、学習効果が劇的にアップし、ハイレベルな問題にも対応できる力が身に付くということを、実感せずにはいられません。
今回は、モコモコゼミの魅力や我が家での取り組み方について、娘の成長記録とともにまとめておきたいと思います。


モコモコゼミとは?
モコモコゼミは、こぐま会とSAPIXが提携して作り上げた、幼児教育界最高峰とも評される通信教育です。
引用元:こぐま会公式
小学校受験界隈において、圧倒的な知名度と合格実績を誇る幼児教育のパイオニア。一般的な「早期教育」「先取り教育」とは一線を画し、子供の発達段階に適した内容と方法で基礎体験を積み上げることを大切にしている。
中学受験の名門進学塾。単なる受験勉強ではなく、時代を生き抜くための豊かな創造力・表現力・思考力を養うことを目指している。

我が家は小受への参戦予定はありませんが、
時間的な早さに価値を置く先取り教育ではなく、その年齢の子どもが持つ最大限の能力を引き出し、就学前の土台をしっかり築くという教育方針にとても魅力を感じました。
英語育児の弊害として「日本語の遅れ」を指摘されることもありますが、こぐま会のメソッドを参考に家庭学習を行うことで、しっかり対策ができるように思います。
KUNOメソッドで育てる「考える力」
引用元:こぐま会公式
こぐま会の教育は、以下の3つの考え方によって支えられています。
- 教科前基礎教育
- 事物教育
- 対話教育
そしてこの「教科前基礎教育」の内容は、大きく6つの学習領域に分けられます。
未測量 | 量を土台にして数概念を学ぶ |
---|---|
位置表象 | 視点を変えてものを見る目を育てる |
数 | 四則演算の基礎を身に付ける |
図形 | 図形感覚(平面・立体)を高める |
言語 | 聞く力・話す力を養う |
生活 他 | 認識能力を高める |
これらを学習するためのオリジナル教具(教材)は本当によく考えて作られており、それは通信教育のモコモコゼミにもしっかりと反映されていると感じます。
モコモコゼミのコース
引用元:モコモコゼミ公式
モコモコゼミには、年齢や目的に合わせて6つのコースが用意されています。
プチコース | 1~2歳 |
プレコース | 2~3歳 |
年少コース | 3~4歳 |
年中コース | 4~5歳 |
年長コース | 5~6歳 |
かんがえるさんすう | 算数強化トレーニング |
我が家は1歳のプチコースから始め、親子の対話を大切にしながら、何度も繰り返し復習に励んできました。
そのおかげか、年齢が上がりハイレベルな難題に直面しても対応できる力が身に付きましたし、英語育児の弊害を感じることなく日本語も順調に育っていると思います。
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モコモコゼミが大好き!我が家の取り組み
モコモコゼミは娘にとって、大好きな「絵本」のような存在で、それをもとに言葉の世界が広がることを楽しんでいるように感じます。
幼い子どもは新しく覚えた言葉を使うことに喜びを感じ、どんどんお喋りになりますよね。教材をきっかけに幅広い知識と表現力が身に付いていく様子を見るのは、親としても喜ばしい限りです。
多くの通信教育は年少以降のコースを設けており、1~2歳で受講できるコースは多くありません。
生活習慣ではなく、学習要素の強い低年齢向けの通信教育は貴重なので、ここからは2~3歳向けの「プレコース」を中心に紹介したいと思います。

メイン教材を繰り返し読み聞かせ

モコモコゼミの教材は、これまで受講したどのコースでも、「お話を聞いて理解する」ことをとても重視しているように感じます。
小学受験にも対応したこぐま会の市販教材や実際の過去問などを見ても、長いお話を聞くための集中力や、それを理解するための語彙力・思考力が必要とされていることは明確です。
我が家に受験の予定はありませんが、そこで必要とされる能力は先取りした知識ではなく、今後の知的活動の土台となるものなので、この時期から地道に積み上げていくことに価値があることを実感します。
たとえばプレコース(2~3歳)の5月号なら「こどもの日」について、6月号なら「梅雨」について知識を深められるようになっており、絵本のようなメイン冊子を読み聞かせながら新しい言葉やその月のテーマについて学んでいきます。
プレ6月号のカリキュラム(例) | |
生活・季節 | 夏、梅雨 |
位置 | 内側、外側 |
数 | 計数(1~5) |
言語 | 物の名前(動物、夏の花) |
2歳の段階で「夏」という季節は知っていても、「梅雨」まで理解できる幼児はそう多くないでしょう。
しかし、梅雨も日本の四季において大切な一場面ですし、梅雨に関連した生き物や植物について学ぶことは、雨が続いて退屈になりがちなこの時期を楽しむためにも役立ちます。

我が家では、このメイン冊子を絵本のように何度も何度も繰り返し読みながら定着させるとともに、日課のお散歩で「あじさい」や「かたつむり」を見つけては、その都度図鑑で確かめながら理解を深めていきました。
読み応えがあると評判の保護者向け冊子「学習の手引き」にも、なるべく本物を見せるようにと強調されています。
そのおかげで、娘は外で目にする季節の変化を敏感に感じ取り、嬉しそうに語りかけてくれるようになりました。
先月までは咲いていなかった紫陽花を見つけては、「紫の紫陽花、可愛いね」「雨の季節だね」と口にしたり、同じ木を指さして「葉っぱの色が変わったね」と教えてくれたり…
「もっともっと知りたい!」という気持ちが強くなるようで、関連する絵本や図鑑を積極的に開くようにもなりました。
教材で学んだことをしっかり覚えているだけでなく、それをもとに会話が広がっていくので、親子間のコミュニケーションも活発になった気がします。
付録教材で復習を重ねる

カードやパズルなどの付録教材は、子供の理解度を確認したり、毎月の学習テーマを繰り返し復習したりすることに役立ちます。
子どものモチベーションを高めるためには、ご褒美シールやスタンプを用意してあげるといいかもしれません。
モコモコゼミの低年齢向けコースには、他社の通信教育のようにDVDや知育玩具などはなく、とてもシンプルな内容でボリュームも少なめとなっています。
ただしその分、「学習」に特化したカリキュラムになっていると思います。
その意図を理解して教材を使い倒し、日々の生活に関連付けて定着させることで、最終的には難題にも対応できるようなしっかりとした土台を築くことができるのでしょう。
事物教育にこだわる

こぐま会は、先取りや詰め込み・ペーパー学習ではなく、幼児期こそ事物を使った学習をするべきだと強調しています。
こぐま会の指導法を詳しく知りたい!
子どもにとっても具体物を扱った方が興味を持って楽しく取り組めますし、学んだことを忘れにくくなると思います。
たとえば、位置(内側・外側)に関するワークの場合、上の写真のようにカード教材だけで終わらせず、本物のカゴ(ザル)と野菜を用意して、それを使って問題に取り組んでみるといいですね!
こういった体験を丁寧に積み上げることで、モコモコゼミの学習効果をより高めることができると思います。
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モコモコゼミの2歳児への効果は?
長女は1歳のプチコースから受講しましたが、年中までのコースに関しては、難易度はそれほど高くありません。
先取り学習のように年齢以上の飛び抜けた能力が得られるわけではないですが、新しいことを学ぶ喜びや好奇心・探求心は強くなり、言葉の理解や表現力も順調に向上していると感じます。

そして継続することで、地味ながらも着実に力をつけているためか、毎月新しい教材が届いても、「難しい」と感じずに背伸びをすることなく取り組めています。
プレコース6月号の取り組み

前述の通り、6月号は「夏・梅雨」が一つのテーマとなっていたので、教材に登場する「てるてる坊主」を娘と一緒に作りました。

計数や間違い探しといった問題には一部難問も含まれていましたが、「間違えにくい数え方」や「丁寧に観察する必要性」について詳しく解説があるので、それらを参考にしっかりと理解させることで、類題が出ても2回目以降は対応できるようになったと思います。
こぐま会の幼児教育については、代表である久野先生の著書『3歳からの「考える力」教育』を読むと、より理解が深まります。
モコモコゼミのカリキュラムにも反映されているので、「何故それを今学ぶのか」「その学びを深めるためには具体的にどうすればいいのか」を知ることで、家庭学習がより充実するのではないでしょうか。
実際にこの本を読んでからは、モコモコゼミへの取り組み方も変わりました。これほど読み応えのある幼児教育本は、なかなかないと思います。
そのため、教材の魅力を最大限に活かすためには、一読することを強くおすすめします。
娘の反応と学習への意欲

お散歩の途中でどんぐりを拾った娘が、帰宅するなり図鑑とモコモコゼミの教材を開いて、本物とじっくり比較しながら興奮気味に解説してくれました。
改めて、子どもの好奇心や学習意欲を高めてくれる優秀な教材だと実感しました。
モコモコゼミの効果を高めるために
モコモコゼミは、親による丁寧なサポートを必要とする家庭教材です。
子どもの理解を深め、発展させるためには、「学習の手引き」を熟読しながら日々の生活にも応用し、工夫しなければなりません。
教材に丸投げではもったいないですし、教材をドリルのように一度きりで完結させてしまうと、逆に「物足りない」と感じてしまうでしょう。
楽しく継続できるように工夫する

毎月の教材には、子どもが大好きな塗り絵もセットになっています。
運筆力を養うことにもつながりますし、塗り絵のテーマもメイン教材に関連したイラストなので、良い復習にもなります。
もちろん、モコモコゼミが大好きな娘でも、気分が乗らない日は例外なく存在しました。そんな時は、無理に進めることなく気分転換を優先します。
理解が難しいハイレベルな問題に直面した時も、日を改めて挑戦させたりと調整には気を遣ってきました。
とにかく勉強嫌いになってしまうことは避けたいので、子どもの様子を確認しながら、のんびりすぎるくらいのペースで進めるのが良いかと思います。
教材の意図をしっかり理解する

モコモコゼミには丁寧な「学習の手引き」が同封されていますが、実際にこぐま会が発信する情報や代表者の著書などを読んでみると、学習のねらいを明確に理解できますし、親としてより手厚いサポートが可能になると感じます。
また、モコモコゼミの内容を「もっと発展・定着させたい!」という場合には、こぐま会の市販教材を弱点強化や復習のアイテムとして活用してみるといいでしょう。
というわけで、モコモコゼミは就学前の土台作りにおすすめの魅力的な家庭学習教材です。
親としては少し大変な面もありますが、その分、子どもとの対話が充実するので楽しくもありますね。
気になる方は是非、無料お試しをしてみて下さい。
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