2歳頃から「はさみ」の練習を始めることで、手先の器用さや集中力などを養えると言われています。
ただし、はさみは危険なもの!
扱いには十分に気をつけたいですね…

はさみの練習と言っても、具体的に何からどのように進めていけばいいのでしょうか?
はさみの練習は…
- 2歳頃から始められる
- 子ども用のはさみを用意しよう
- 練習には専用ドリルを使うべき
- 継続的な練習が大切!
はさみの練習を本格的に始めることで、鉛筆やお箸も上手に使えるようになるといいですね。
そこで今回は、子ども用はさみや練習用のドリル・ワークブックについて、実際に使用した中からおすすめのアイテムを厳選して紹介したいと思います。


2歳から始めた「はさみ練習」
我が家では長女が2歳になった時に、本格的なはさみの練習を開始しました。
しかし、そのための土台作りとして手指を鍛える遊びは赤ちゃんの頃から積極的に取り入れてきました。
はさみ練習はいつから?

はじめてのはさみドリル・ワークブックは、2〜3歳を対象としたものが多い印象です。
- 椅子に座って作業に集中できる
- 手指を使う遊びに慣れてきた
- 運筆の練習を始める前か同時スタート
- 子どもがはさみに興味を持ち始めた
ただし、幼児の発達には個人差があるので、焦らず最適なタイミングで始めることが大切だと思います。
はさみ練習の目的

はさみの練習を行うことで、「紙類を上手に切れるようになる」だけでなく、様々なメリットが期待できます。
- 手先の筋力が身に付く
- 巧緻性が向上する
- 集中力が身に付く
- 喜びや達成感を味わえる
はさみの練習は、同じ時期に鍛えるべき運筆力を養うことにもつながってきます。
そして何より、工作へとステップアップすることで、自ら作品を生み出す楽しさを体験することができるのではないでしょうか。

はさみ練習の注意点

はさみは危険を伴うものなので、必ず親が付き添い、目を離さないことが大切です。
- はさみは子供の手の届かない所に保管する
- 練習時は必ず大人が付き添い、補助する
- はさみは子供用の適切なサイズを選ぶ
- はさみは、必ず座って使用する
- はさみが上達しても、大人は目を離さない
しっかりとサポートしながら、その危険性についても丁寧に指導することが大切ですね。
2歳児におすすめの子供用はさみは?
はじめて使うはさみは、子ども用で持ちやすく、使いやすいものを選ぶことが大切です。
安全面を重視するあまり、プラスチック製のはさみを選んでしまうと切れ味が悪く、本当の意味ではさみの練習にならなかったりと、色々な失敗もありました。
KOKUYO 学習はさみ エアロフィットサクサキッズ

はさみの練習は子ども一人で行うものではないので、大人がしっかりサポートすることを前提に適切なはさみを選ぶことが大切かと思います。
- 子ども用サイズで持ちやすい
- 刃先が尖っていない
- 切れ味が良い
- ケース付きで保管しやすい
ステンレス刃でありながら、刃先がプラスチックで覆われているタイプも人気ですが、はさみを完全に閉じた時に先端部分だけ切れず、紙を巻き込んでしまうことも多いのです。
コクヨのエアロフィットサクサキッズは、幼児教室等でも推奨されている人気の学習はさみです。
- 持ちやすく滑り止めが付いている
- サイズに合わせて持ち方を変えられる
- 小さな力で刃先まで切れる
- テープ等を切ってもベタベタしない
- 名前シール・キャップ付き
引用元:公式ページ
ハンドルの内側にエアークッションを搭載しているので、使用中に痛くなりにくく、工作にはぴったりの設計になっています。
実際にドリルやワークブックに取り組んでみると、一番使いやすく効果的な練習ができると思ったのが、この学習はさみでした。
左利き用のはさみ
はさみは利き手に合ったものを使用するべきです。コクヨの学習はさみなら、左手用も用意されているので安心ですね。
はさみの練習におすすめのドリル・ワークは?
はさみの練習は、段階的に行いましょう。
- はさみの持ち方を学ぶ
- 開いたり閉じたりを練習する
- 一回切りを練習する
- 連続切りを練習する
- 直線以外を切る練習をする
ドリルやワークブックの順番通りに練習を重ねれば、自然と上達していきますし、どのように教えればいいか丁寧に説明されているので、スムーズに進めることができると思います。

ただし、
はさみの練習は、決して焦ってはいけません!
指先を切ることがないように、しばらくは親が手を添えて一連の動作を補助してあげた方が良さそうです。
我が家では、
「パー」→「ぴたっ」→「ちょっきん!」の掛け声でドリルに取り組みました。
KUMON「さいしょのきってみよう」

はじめてのはさみ練習におすすめなのが、くもんの『さいしょのきってみよう』です。
- 直線を切る練習が豊富
- A5サイズで持ちやすい
- 練習に最適な紙質・厚み
- ご褒美シールと表彰状付き
はじめは繰り返し練習して、量をこなすことが大切です。
このドリルは「一回切り」からはじまり、少しずつ切る線が長くなっていきます。
最終的には折れ曲がった線を切るページも登場しますが、最初のステップとしては最適な一冊だと思います。
KUMON「すいすいきってみよう」

直線をたくさん練習したら、次のステップに進みましょう。同じくくもんの『すいすいきってみよう』がおすすめです。
- 直線・ジグザグ・曲線などが豊富
- 段階的に複雑になっていく
- 絵合わせや谷折りの練習にもなる
- 物の形を切り抜く達成感を得られる
- ご褒美シール・表彰状付き
このドリルでは、単純なはさみ練習だけでなく、工作活動の基礎固めをすることもできます。
イラストはカラフルで可愛いので、娘もパンダや羊を切り取っては嬉しそうに飾っていました。

子どもが大好きなシールもたくさん付いており、すべてのページを終えると表彰状が完成します。
練習を毎日継続するための、良いモチベーションになりますね!
七田式「はじめのいっぽ はさみ」

はじめてのはさみドリルとしては、くもんよりも少し難易度が高めです。
- 直線・ジグザグ・曲線などが豊富
- 谷折りや糊を使う練習にもなる
- パズル絵の練習にもなる
- 工作の基礎固めまでできる
- 最終ページがお片付けBOXになる
こちらは追加でもう一冊買ってしまったほど、娘が一番夢中になったドリルです。

一回切りで切り取った紙がパズルピースのようになり、裏に糊を付けて正しい場所に貼り付けると一枚の絵が完成します。
適切な量の糊を指ですくって、しっかり伸ばす練習も、手先の巧緻性を高める良い知育アクティビティですね。
他にも、バッタやロケットを切り取って点線に沿って折り曲げることで、立たせることができる作品形も豊富です。
こどもちゃれんじ「こうさく①」

工作は楽しい!と思うきっかけ作りになる、こどもちゃれんじのワークブックです。
- はさみ練習以外も豊富
- シール・糊・クレヨン・ちぎり
- はじめての「こうさく」に最適
- 家庭でも取り組みやすい
- シール110枚付き
課題は簡単で分かりやすいので、親がサポートすれば家庭で取り組むのも難しくありません。

上の写真は娘の作品ですが、「手を洗うページ(泡をクレヨンでぐるぐる描く)」→「野菜を洗うページ(水をクレヨンで描く)」→「野菜を切るページ(直線を書く)」→「カレーを完成させる」というストーリー性があり、子どもも楽しく取り組むことができます。
運筆や折り紙の練習にもなりますし、はさみを上手に扱えるようになることで、色々な作品を作ることができるという達成感を味わえる一冊です!
はさみの練習にドリルを活用しよう
最近は無料でもプリント類をダウンロードできるようになりましたが、はさみの練習は市販のドリルから始めた方が良いと思います。
ペラペラの薄い紙は幼児にとって扱いにくいので、紙質やサイズにもしっかりこだわり、段階的にステップアップできるドリルを使った方が安全で効率的という印象です。

もちろん、ある程度慣れてきたら無料素材でたくさん練習するのもいいでしょう。

専用ドリルには子どもが飽きずに楽しく取り組める秘密がたくさん詰まっています。
是非、この機会に取り入れてみましょう!

