ピグマリオンの「新2才児のさんすうセット」は、これから数の概念を学ばせたいという家庭に大人気の知育教材です。
我が家では長女が2歳3ヶ月の頃に購入し、毎日のように遊び感覚で取り組んできました。
セット教材を使って学ぶだけでなく、
日常生活の中で数感覚を育てたり、他の家庭学習に活かすことで算数の理解を深めることにつながったりしたので、「思い切って始めて良かったな」と思っています。
新2才児のさんすうセット:
- 対象年齢は2~3歳
- 数の概念をはじめて学ぶ時に!
- 1~12までの数の理解が可能に
- 1~5までの足し算・引き算が可能に
- 思考力・創造力・言語能力も育つ
算数は、子どもの中で好き嫌いが分かれやすい科目ですよね。
幼児期から遊び感覚で数に触れることで、楽しく学べるなら、それほど嬉しいことはありません。

保護者の事前準備が少し大変ではありますが、
ピグマリオンの「数論理能力」育成メソッドを理解すれば応用が利き、知育の幅も広がりますし、親子間のコミュニケーション向上にも役立ちます。
というわけで、「新2才児のさんすうセット」を購入し、実際に取り組んでみた感想や効果について詳しくまとめたいと思います。


ピグマリオン「新2才児のさんすうセット」とは?
ピグマリオン学育とは、伊藤恭氏が開発した自発的・自立的に「学ぶ」力を身につけさせることに主点を置いた幼児教育メソッドです。
ピグマリオン学育で身に付く能力 | |
指先能力 | 空間能力 |
数論理能力 | |
図形能力 | 言語能力 |
算数と国語ができるようになることを重視し、「教える」方式の詰込みや暗記ではなく、子どものやる気を引き出しながら楽しく成果を出すことを目指しています。
実際に幼児~小学校低学年教育においては熱心な家庭から絶大な支持を集めていますし、
灘中合格者日本一の浜学園が運営する幼児教育部門「はまキッズ」でもそのカリキュラムが採用されているそうです。
そしてこの新2才児のさんすうセットは、
ピグマリオンの家庭学習コースの中から「数論理能力」に焦点を当て、数量感をスムーズに定着させるために用意された2歳児向けのコースです。
幼児能力開発講座と呼ばれる本格的なカリキュラムを始める前に、「まずはピグマリオンを試してみたい」という方にも、おすすめしたい導入セットですね。
2才児のさんすうセットはいつから?

新2才児のさんすうセットの対象年齢は、2~3歳とされています。
ただし子どもの成長には個人差があるため、理解が進まない場合は一度ストップし、2歳7ヶ月頃から再スタートすることを推奨しています。
期待できる効果とは?
- 1~12までの数を認識する
- 1~5の足し算ができるようになる
- 1~5の引き算ができるようになる
ピグマリオン幼児家庭学習では、
1~3までの理解ができたら次のステップ【幼児能力開発講座第1グレード(3歳~)】へ進むことを提案しています。
幼児能力開発講座・第1グレード
フルセット価格 82,830円
我が家は本格的なカリキュラムを検討する前に、「評判のピグマリオンを試してみたい」「知育の中に算数を上手く取り入れたい」という思いから、新2才児のさんすうセットを購入しました。
結局第1グレード以降の購入は考えていませんが、親子でこのメソッドを学べたことはお試し以上の価値がありましたし、数の理解を深めるだけでなく、他の家庭学習にも大いに活かすことができました。


教材の内容は?

教本だけでも読みたい!と切望する保護者が後を絶たないほど人気の『2才児のさんすう』。
それ以外に、子どもが遊びながら自然に学べる学具・学材がセットになっています。
- 2才児のさんすう ※教本
- ヌマーカステン
- ウッディブロック
- ドット棒(A型・B型・C型)
- 競争ゲーム(A型・B型)
- お魚釣りゲーム
- 親子カード
- プリント教材
いずれも毎日のように遊びたがるほど娘には人気の教材でしたが、親としては事前の準備が少し大変ではありました。
いわゆる「完成形」が送られてくるわけではないので、教材の一部はコピーしたり切ったり追加で材料を用意したりと、それなりに時間を要しました。
この手作り感が良い味を出しているとも言えますが、安い買い物ではなかったので、本音を言えば「もう少し質の高い既製品だったら…」と思ってしまいました。
教材はどこで買える?

新2才児のさんすうセットは、公式ページあるいはYahoo!ショッピングから購入可能です。
税込 14,960円
Yahooの場合はポイント還元もあるので、よりお得に入手できますね。
現時点では、Amazonや楽天など他の通販サイトにおける販売はないようです。
新2才児のさんすうセットは手作りできる?
ピグマリオンの学具・学材はそれなりのお値段がするので、「家庭で手作りできないか?」と考える方も多いようですね。
実際にセット商品を購入しても半分は未完成のようなものですし、それならば最初から手作りした方が…と思う気持ちもよく分かります。
教本を熟読すれば手作り可!

新2才児のさんすうセットに関しては、教本の理解が何よりも大切です。
それをきちんと読み込めば、手作りの教材や他社の知育玩具等でも代用可能だと思います。
教本内には、手作りする場合のために学具の作り方やコピーして使える素材や・リント問題などもたくさん掲載されています。
また、教本の内容がしっかり頭に入っていれば、日常生活の中で数の概念を学んだり、他社の教材に反映させて理解を深めることもできると思います。
我が家での手作り体験

我が家でも、ピグマリオンのオリジナル学具の代わりに他社の知育玩具や100均グッズを活用し、遊びの幅を広げてきました。
数量感をしっかり定着させるためには、毎日のように継続して取り組むことが大切です。
そのため、子どもを飽きさせないための工夫も必要でした。

たとえばウッディブロックの代わりにくもんの図形キューブを使うことで、「色」×「数」の学びに発展させることができますし、
ダイソーの「数カード」やセリアの「お豆つかみゲーム」なども大いに役立っています。
ピグマリオンでは指先の能力を発達させることを重視しているので、無料ダウンロードできる知育遊び用の素材を探してみるのもいいですね!
2才児のさんすうを読み込めば、このように教材を手作りすることも学びを発展させることも十分可能だと思います。

ピグマリオン「2才児のさんすう」の家庭学習効果は?
我が家では長女が2歳3ヵ月の頃に「新2才児のさんすうセット」を購入しました。
- 楽しく算数を始めたかった
- 算数の学び方を知りたかった
- ピグマリオン学習を試してみたかった
私自身、年を重ねる度に仕事でも勉強でも「もっと理系に強かったらなぁ…」と思うことが強くなっていたので、娘には抵抗感なく算数を始めて欲しかったのです。
また、家庭学習を進める上で「どうやったら数を分かりやすく伝えられるか?」という疑問を持つようになったので、ピグマリオンに興味を持つようになりました。
そして教材が到着してからマイペースに取り組んでみた結果、長女は3歳2ヶ月の時点で一桁の足し算・引き算ができるようになりました。
家庭で楽しく「数」を学べる

我が家では娘が1歳になる前から、数カードで遊んだり、カードフラッシュを行ってきたりしたので、1~5までの数理解は比較的スムーズに定着していったと思います。
ただ、ピグマリオンのメソッドでは数唱や集合数の認知だけでなく、様々な視点から数観念を育成し、足し算や引き算までも自然と理解できるようにしてしまうので、
「なるほど、こうやって進めればいいのか…」という驚きと納得の連続で、この時期に出会えて良かったと心底安心したほどです。
それからは、食事をしている時や散歩を楽しんでいる時、お風呂に入っている時なども、数を意識した会話を積極的に行うようになりました。
主人にも説明した上で、協力してもらっています。

ドット棒はラミネートし、裏面にマグネットシートを貼り付けることで子どもでも扱いやすいようにアレンジしました。
ラミネートすることで、お風呂でも遊ぶことができます。
こうした取り組みを続けた結果、
購入から3ヶ月後には「鳩を3羽見つけたけれど1羽飛んで行ってしまったから、今は2羽しかいない」・「最初は3粒あった苺が、2個食べてしまったから残りは1個しかない」というように、言葉につまりながらも状況を的確に表現してくれるようになりました(※当時2歳6ヶ月)。

3歳になると、イギリスの算数アニメ『Numberblocks』を好んで見るようになりました。
ピグマリオンとの相性も良いようで、アニメを見ながらその知育玩具で遊んだり、登場するキャラクターたちのブロックをウッド棒代わりに使ったりすることができました。
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そしてヌマーカステンや100玉そろばんも積極的に使用しながら、数を意識した取り組みを継続していった結果、
長女は3歳2ヶ月で1~10、3歳半で1~20までの足し算・引き算をマスターすることができました。

家庭学習が充実する

ピグマリオンで学んだことは、日頃の知育遊びや他社の教材にも良い影響を与えてくれます。
娘は1歳の頃からモコモコゼミという通信教育に励んでおり、それ以外にも市販のドリルやワークブックを活用していますが、「2才児のさんすう」を読んでからは数・算数への取り組み方が良い意味で変わりました。
それまでは、サポートに回る立場として「どのように説明したらいいか?」と悩むことも多かった私ですが、
ドット棒やヌマーカステンを使いながら問題文を説明すると娘の理解も進みますし、遊び感覚で学習を進めることができるようになったのです。

幼児教育にも様々なメソッドがありますが、幼児期の算数に関しては、ピグマリオンが我が家のバイブル的な存在となっていますし、今後も応用していきたいと思います。
親子間の良いコミュニケーションになる

新2才児のさんすうセットは幼児向けの算数教材ですが、言葉の理解や親子間のコミュニケーションを高めることにも貢献します。
実際に我が家でも、知育遊びのバリエーションが増えて会話の幅も広がりましたし、それに応じて娘の発話や語彙力も急速にレベルアップしたと感じます。
学習とはいえ遊び感覚で楽しめるので、家族で過ごす時間がより有意義なものになりますね!
というわけで、「新2才児のさんすうセット」、おすすめです!

