1歳の子どもと、自宅で一緒にできる「知育遊び」についてまとめました。
このブログでは英語に関する情報をメインに発信していますが、我が家では英語以外も楽しく取り組んでいます。
しかし周囲からは、
- 1歳向けの教材やドリルは少ない…
- 1歳って何をすればいいの?
こういった相談を受けたこともあり、「何かしたいけれど、何から始めたらいいのか分からない」という気持ちもよく分かります。
(私もそうでした…)
というわけで、すぐにでも始められる知育遊びを紹介したいと思います。


1歳から始められる本格派通信教育
▼ ▼ ▼
公式ページで詳しく見る
1歳の知育遊び【お仕事】
有名なモンテッソーリ教育では、子どもの成長に大切な活動のことを「お仕事」と呼んだりしています。
楽しく遊びながらも、子どもが持つ能力や可能性を自然に引き出してあげられたらいいですね。
ままごと遊び(半分こ遊び)

おままごとセットを使って、「物を譲る・共有する」ことを学びます。
そのためには、写真のような「半分にできるおもちゃ」が活躍してくれました。
- 野菜の名前を教える
- 「半分ください」と伝える
- 半分にしてもらい、受け取る
- 「ありがとう」と、たくさん褒める
本物そっくりのおもちゃを使いながら、物の名前を覚える良いアクティビティにもなります。
イヤイヤ期が本格的に始まる2歳前に、人と物を共有したり、人に物を譲ったりする心(習慣)を育てておくことが主なねらいです。
また、半分こ遊びを繰り返し、「ください」→「どうぞ」が自然に出来るようになると、日常生活の様々な場面でも応用できるようになります。
たとえば娘の場合、テレビのリモコンや床に落ちたゴミなど、すぐに譲ってもらいたい物があった時でも、「ママにください!」と手を差し出せば、ニコニコしながら「どうぞ〜」と渡してくれるようになりました。
言葉を部分的にしか理解できない1歳児でも、褒めるとしっかり伝わりますし、「良いことをしたんだ」と分かってくれるはずです。
おもちゃ隠しゲーム

複数のコップと、それに隠せる小さなおもちゃを用意します。
隠れたおもちゃを探すことで、集中力や記憶力を養います。
- コップを横一列に並べる
- 1つのコップをおもちゃにかぶせる
- コップをシャッフルする
- おもちゃが入ったコップを当てる
シャッフルする時は、子どもがしっかり見ているかを確認しながらゆっくり行うのがポイントです(慣れてきたら、スピードを上げてもOK)。
コップの色をすべて同じ色にすることで、難易度を上げることも可能です。
外れても否定したり残念な顔を見せたりしてはいけません。
当てた時に、たくさん褒めてあげることを意識したいですね。
指先を使うアクティビティ

製氷皿とポンポンボールを使って、手や指先の器用さ(巧緻性)を高める訓練です。
いずれも100円ショップ(セリア)で購入しましたが、同様のアクティビティができれば他のアイテムで代用してもOKです。
- 2本か3本の指でポンポンをつまむ
- 製氷皿の各区画に1個ずつ入れる
はじめは親が丁寧に解説しながら、お手本を見せてあげましょう。
慣れてきたら、ポンポンの色や入れる場所を指定することで難易度を上げることができます。
1歳頃になると、親指・人差し指・中指の使い方が少しずつ上達していきます。
子どもはそれを「使ってみたい」「使えることが嬉しい」と感じるので、ついつい何でも触りたくなってしまうんですね。
目で見ながら、意識的に手や指先を使うことで、脳を刺激しシナプスを増加させるとも言われています。
幼児教育の世界では指先を使ったアクティビティが推奨されていますが、それにはこういった理由があるからでしょう。

我が家では、粘土遊びもよく行いました。
1歳児が粘土で何かを作ることはまだ難しいですが、指先を使ってちぎるだけでも良い訓練になります。
米粉から作られた「お米のねんど」なら、幼児でも安心して使用できます。
モンテッソーリは、「3本の指は突出した脳である」とまで表現しています。
新聞紙をビリビリ破ったり、コインをつまんで貯金箱に入れたり、身の回りの物を使って実践できることはたくさんあります。
毎日少しずつでも良いので、積極的に手や指を使わせてあげたいですね。
色分け作業

トングを使って色分けするお仕事です。
観察力や集中力・巧緻性を高めることができます。
トングは子どもが持っても安全性の高いものを選びましょう。写真の道具はすべて100円ショップ(セリア)で購入しました。
- 器を並べる
- トングを使い、同じ色の器に移す
この時期にトングを使うことで、お箸や鉛筆を持つための筋力も向上させることが期待できるそうです。

シール貼り

子どもはシールが大好き!
シールを貼ることで巧緻性が向上するだけでなく、使い方次第で判断力や想像力を高めることもできます。
たとえば写真のものは、100ショップ(ダイソー)で購入したシールブックです。
空のお弁当箱のイラストが描かれており、その中に「おかずのシール」を貼ってお弁当を完成させるのです。

我が家では娘に「お手伝い」もしてもらいます。
指定した数の丸型シールを自由に貼ってもらえば、立派なドッツカードの完成です。
自分の手で完成させたカードには愛着があるので、ドッツカードやフラッシュカードを使った知育遊びも楽しんでくれますよ。
1歳の知育遊び【算数】
早期から「数」について学ぶことについては、肯定的な研究発表がたくさんあります。
数のソフトパズル

通常のパズルはまだ難しくても、ソフトパズルなら楽しく取り組めるでしょう。
まずはお手本を見せてあげますが、効果音を演出しながら行うと分かりやすいです。
- 「ピピピ〜」と数を移動させる
- 指定の場所で「ペッタン!」
何度か繰り返していると、効果音に合わせて「ぺったん」してくれるようになります。
時計についても、ただ見せながら◯時と教えてあげるより、実際に針を動かして見せながら教えてあげた方が分かりやすいですね。
- 長い針が12〜
- 短い針が3〜
- はい、3時だね〜!
1歳児が時計を読めるようになるのは難しいですが、こうしたアクティビティを通して数に興味を持たせてあげたいですね。

100玉そろばん

幼児教育の現場では当たり前のように使われている、100玉そろばんです。
まずは1〜10までを数えながら、玉をスライドさせることを目標にしましょう。
実際の使い方は、動画を見た方が分かりやすいですね。七田式教育の公式チャンネルが参考になると思います。
数字カード

100円ショップ(ダイソー)で購入した『かずカード』です。
- 苺の数を数える
- フラッシュカードとして使う
- かるた遊びをする など
その他、おやつのクッキーをあげる時に数を数えたり、お風呂から出る前に10カウントするなど、教材を使っていない場面でも「数」を意識させてあげましょう。

1歳の知育遊び【絵本】
できるだけ毎日、多くの絵本を読んであげたいですね。
- 集中力が高まる
- 想像力が高まる
- 本が好きな子に育つ
- 親子の良いスキンシップになる

ただ、それ以外にもちょっと変わった読み方を試して、知育の幅を広げてあげるのはどうでしょう?
高速絵本
1歳の子どもは、文章が長いと飽きてしまい、すぐに次のページをめくりたくなります。
幼い子どもは文字を追わずに、絵本を映像として処理しているからです。
我が家では推奨年齢より高めの絵本も読み聞かせていますが、当然ながら、1ページあたりの文字数は多くなります。
そこで、早口言葉のように高速スピードで読み聞かせを行うのです。
子どもにとっては通常のスピードで聞くよりも、集中力が高まったり、記憶力が高まったりすることが期待されるそうです。
ただし我が家の場合、高速絵本に関しては時々遊び感覚で行う程度でした。原則として絵本の読み聞かせは、コミュニケーションを大事にしながら丁寧に行うようにしています。
なぞり読み
人差し指で文章をなぞりながら、絵本を読んであげる方法です。
長女の場合は何度か繰り返すうちに、自ら人差し指を出してなぞろうとするようになりました。
これによって、「読み終える前に次のページをめくる」という行為が極端に減ったと思います。
知育絵本
知育効果の高い絵本を取り入れるのも良いでしょう。娘が1歳の時に活躍したのが、七田式の『4ページ絵本』です。
4ページで完結するので飽きることがなく、日々の生活の中で大切なことを学ぶことができるので重宝しましたね。
さらにこの絵本は、平仮名が読めるようになった時にも大活躍でした。
読み聞かせだけでなく、幼児向けの音読(自力読み)教材としても活躍してくれる素晴らしいセットです。

英語の絵本
日本語の絵本を優先していましたが、英語の絵本も毎日取り入れていました。
CD付きの絵本なら、英語が苦手な保護者の方でも安心して取り組めると思います。

1歳の知育遊び【英語】
早期英語教育には、様々なメリットがあります。
まずは子どもが英語に親しみ、英語を好きになってくれることを目標としたいですね。

英語育児については、具体的な実践例を紹介してくれる本もたくさんあるので、各家庭で取り組みやすいことから始めてみましょう。

1歳前後になると映像にも興味を持ってくるので、気軽に始められて効果も期待できるのは、DVD教材です。
通販サイトでランキング1位を総なめにしているのも、納得のクオリティです。


1歳の知育遊び【音楽】
赤ちゃんの頃から良質な音楽に触れてきた子どもは、リズム感が良くなったり、歌ったり演奏したりすることが好きになると言われています。
笛・ラッパ

笛やおもちゃのラッパを吹かせることで、体幹も鍛えられます。
できるだけ長く、ブーーーー!!っと鳴らしてみせたら、娘も真似をするようになりましたね。
毎日の良いトレーニングになっています。
楽器の演奏

音楽を聞いたり歌を歌ったりするだけでなく、実際に楽器を演奏させることも大切です。
マラカスや木琴など、何でもOK!子供が音を出して、楽しんでくれるのが一番です。
こちらは、KAWAIのミニピアノです。
子ども用のトイピアノでありながら、ほぼ正確な音程を実現しているという、人気の知育玩具ですね。
1歳の知育遊び【運動】
適度な運動は、子どもの発育発達にも健康維持にもとても大切な要素です。
子どもは動くことが大好きなので、この機にどんどん体を動かして、将来的にも運動好きになってもらいたいですね。
キャッチボール

まずは、床の上を転がしながらのキャッチボールから始めましょう。
柔らかいボールなら、室内でも安全です。
慣れてきたら、実際に投げてみたり、距離を延ばしたりしてあげましょう。
タオルで電車ごっこ

バスタオルを使った電車ごっこで、バランス感覚を養い体幹を鍛えます。
まずは床の上に大きなタオルを敷いて、その上に子どもを座らせてください。
後ろ向きに座らせた状態で、タオルを引っ張りながら移動します。
横揺れを入れたり、向きを変えたりすると、はじめは少しよろけてしまうかもしれません。
しかし慣れてくると、瞬時に体勢を整えられるようになります。
ウォーキング・線上歩行
幅広い年齢に対応する高性能なベビーカーの誕生により、現在は昔に比べると歩く機会が減ってしまいました。
しかし、子どもが歩けるようになったら、どんどん外に出して歩かせてあげましょう。
0〜6歳は、子どもが「歩くことを喜び、自発的に歩きたがる」時期です。この期にたくさん歩くことで、知育効果も高まると言われています。
我が家では、午前と午後、それぞれ1回ずつのお散歩を日課にしていました。
また、直線の上を真っすぐ歩く「線上歩行」も良いトレーニングになります。
集中力・バランス能力・視力に良い効果があると言われているので、是非試してみてください。
1歳の知育遊び【その他】
知育遊びのバリエーションは豊富で、アレンジも可能なので、調べれば調べるほど飽きずに楽しむことができます。
安全面には十分配慮した上で、各家庭でオリジナルのアクティビティを開発するのもいいですね!
手作りカード

親子の共同作業として、フラッシュカードなどを手作りしてみましょう。
写真のカードは、『どんな色が好き?』という歌の歌詞に合わせて作成したものです。
どんな色が好き?(赤〜!)
赤い色が好き♪
一番先になくなるよ〜
赤いクレヨン♪
歌いながらカードをめくってあげると、娘は大喜びでした。
育脳ドリル

市販されているドリルの多くは、対象年齢が2・3歳以降となっています。
しかし、中には1歳から取り組めるものもあります。お勉強要素が強いわけではなく、月齢に合わせた知育遊びのヒントを得られるので、是非試してみて下さい。


1歳児向けのクレヨンとしては、ベビーコロールがおすすめです。
水洗いできるので衛生的ですし、子どもが舐めても安全な素材で作られています。
ベビーブック

小学館の『ベビーブック』は、1・2・3歳を対象とした知育雑誌です。
- 本誌
- 別冊もっとベビーブック
- おもちゃの付録
子どもが大好きなキャラクターが大集合し、歌も絵本も遊びも楽しめる、ボリュームたっぷりの知育雑誌です。
知育遊びを実践して良かったと思うこと
知育遊びを取り入れたい!と思う理由は各家庭にそれぞれあると思います。
我が家は「頭の良い子に育てたい」というわけではなく、「遊びながら娘にとって良い影響があるなら、積極的に取り入れたい」という考えから実践しています。
保育園には通っていなかったので、「自宅で過ごす長い時間を少しでも有意義に使いたい」という思いもありました。

幼児教育について調べたことを実践しているうちに、子どもと過ごす時間がより楽しくなりましたし、テレビやおもちゃに頼らず毎日を過ごせるようになりました。
「昨日できなかったことが今日はできるようになった」と、その変化を明確に感じることができるようになったのも、嬉しいですね。
知育遊びはノルマと思わず、親子で楽しむことがポイントかと思います。
みなさんも是非、試してみてくださいね!

